今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

奈良、京都で病院総合診療医をやっていました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程。在宅医療始めました。勉強したことをまとめていきます。

毎月medicinaを購読しているのですが、毎月勉強になっています。今月号は色々と学びがあったのでメモです。<お腹のフィジカル診断塾より>・総アルコール量は摂取量(ml)×度数(%)/100×0.8で求められる。飲酒の適量は男性30g/day、女性20g/dayである。・尿中ビリルビンはアル ...

久々の更新です。編集しました書籍「とことん極める! 腎盂腎炎」が発売されました。共同編集の徳田先生、そして執筆して頂いた皆様ありがとうございました。本書籍は雑誌 治療で2021年9月に特集した「とことん極める!腎盂腎炎」を書籍化したものです。当時、誤嚥性肺炎が大 ...

medicina 2022年7月号「日常診療に潜む臨床検査のピットフォールを回避せよ」が出版されました。鋪野先生、執筆の機会を頂きありがとうございました。今回の特集は臨床検査における診断エラーが発生するフェーズを「適応」「採取」「解釈」3つに分類し,それぞれで陥りがちな ...

大学の同期である吉松由貴先生より「対話で変わる誤嚥性肺炎診療」を献本頂きました。吉松先生が誤嚥性肺炎に関する本を出されるのは3冊目ということで今回献本頂いた際に「いやいや、どんだけ書くね〜ん!」と思わず誰もいない研究室で突っ込んでしまいました。しかし、今回 ...

2022年4月25日に「ジェネラリストのための内科診断キーフレーズ」が医学書院より発売となりました。初の単著となります。この本はmedicinaで1年半連載していました「鑑別診断に使えるカード フレーズにピンときたらこのパターン」を加筆修正したものです。キーフレーズという ...

約1ヶ月後にJPCA学術集会で腎盂腎炎の講演をするのでスライド作成中です。現地にはいけず録画での講演になりそうで少し寂しいです。腎盂腎炎の診断の難しいのは定まった診断基準がないところです。尿に細菌がいても悪さをしない場合があり無症候性細菌尿と呼ばれます。高齢の ...

「在宅医療 藤田総診リアル実践ガイド」を藤田医科大学/豊田地域医療センター 総合診療科の近藤先生より献本頂きました。近藤先生ありがとうございました。在宅医療を組織として行っている藤田医科大学総合診療科が在宅医療の本を出してくれました。まだまだ在宅医療の本は少 ...

レジデントノート2022年5月号 輸液ルネサンスを柴崎俊一先生より献本頂きました。ありがとうございました。柴崎先生とはtwitterで知り合い、以降仲良くして頂いております。輸液は医師なら誰もがオーダーする事がある一般的な業務の1つです。研修医の時は一所懸命勉強したの ...

先日JGFM(Journal of General and Family Medicine)に投稿した際に大変困ったことがあったので備忘録的に書いておきます。投稿の際にCOI formを提出しないといけないのですが、COIがない場合、Applicabilityの欄に全てNoを入れて提出します。下記のようにNoを入れて提出し ...

日本臨床疫学会 第4回年次学術大会でファシリテーターとして参加させて頂いた「Letterの書き方をデザインする:観察研究編」よりCritical Care Medicine(CCM)にletterが掲載されました。1st authorとして執筆していただいた佐々木先生、ご指導していただいた吉岡先生、共著者 ...

いつもお世話になっております原田拓先生より「高齢者頻用薬ミニマム処方戦略」を献本して頂きました。この本は悩みやすい高齢者診療について「総論」「各論」「病態編」「ポリファーマシー」の4章に分けて説明してくれています。「各論」ではスタチン、PPI、ベンゾジアゼピ ...

「外来で診る”わかっちゃいるけどやめられない”への介入技法」をメディカル・サイエンス・インターナショナル(MEDSi)より献本頂きました。ありがとうございました。普段の診療で「患者さんの健康のことを考えると、タバコやお酒止めてほしいな・・」など患者の行動変容を ...

CNS(Coagulase negative Staphylococcus)が血液培養から生えたら・・コンタミでしょ!と決まったわけではありません。Up to Dateを見ると、好気性ボトル・嫌気性ボトル両者から検出された場合、血液培養2セットから感受性や遺伝子解析的に同一の菌種を認めた場合は真の感染 ...

総合診療科の友人達と「RCTでない研究を読んでレターを書く会」を始めました。本日は巷でも話題の頚静脈圧の推定を身体所見だけでなくエコーでも評価し、右心カテーテルでの右房圧をゴールドスタンダードとする診断制度評価研究を読みました。 頚静脈圧の推定の身体所見は習 ...

明石医療センター 官澤先生より「レジデントノート 医学論文 これなら探せる!読める!」を献本いただきました。官澤先生ありがとうございました。本特集は自分も以前所属していた日本プライマリ・ケア連合学会 若手医師部門 病院総合医チームが執筆されています。代替わりし ...

大学の同級生である吉松先生より「誤嚥性肺炎 50の疑問に答えます」を献本頂きました。誤嚥性肺炎の本は今年に多く出版されていますが、こちらの本はQ&A形式になっており非常に読みやすいですね。質問も研修医〜専門医、看護師からソーシャルワーカーなど多種多様な視点から ...

Asterixisは一定の姿勢を保つために収縮する筋肉が緊張を保つことができないため生じる迅速な不随意運動です。陰性ミオクローヌスという別名もあります。肝性脳症に特異的でなく、尿毒症や高二酸化炭素血症などでも見られます。意識がある状態では腕を前に伸ばした状態で手を ...

第一背側骨間筋(first dorsal interosseous (FDI) muscles)は手背側の親指と人差し指の間の筋肉です。萎縮すると目立つので診察時に気づくこともあるかと思います。第一背側骨間筋の神経支配は尺骨神経(C8,Th1)でこれは背側骨間筋全てで一緒です。同じ尺骨神経支配には小 ...

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