うちはST(言語聴覚士)さんが積極的に介入してくださいますが、自分でも評価できた方がいいですね。

自分がやっているのはSpO2モニターをつけて水飲みテストを行うというものです。水の量は5-10mlずつしています(下記の論文にはその上で2分間で60ml飲水させると書いてありました)。 

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19222645 

水飲みをした際に
・咳き込む
・息苦しくなる
・声がくぐもる
・SpO2が2%以上下がる

などを評価します。これらはゴールドスタンダードを嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査とした場合の感度が94-98%、特異度が63-70%とされています。

もう1つは反復唾液嚥下テスト(RSST:the Repetitive Saliva Swallowing Test)です。 30秒で3回以上行えれば嚥下造影検査をゴールドスタンダードとして感度98%、特異度67%でした。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrm1964/37/6/37_6_383/_pdf

このテストでは喉頭隆起と舌骨に指を当て、空嚥下を30秒間でできるだけ多く行わせます。嚥下運動に伴い、当てた指を喉頭隆起と舌骨が超えていくのを確認します。

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すばやく自分たちでも嚥下評価をできるようにしたいですね。