神経因性膀胱は複雑ですが、わかりやすく説明していた論文がありました。

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https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26067125

橋より上位中枢や脊髄は膀胱の貯留機能を制御しているので、それらの障害は貯留機能を低下させ排尿筋を過活動にするため、過活動パターンになります。

また仙髄より上の脊髄障害は排尿筋の協調運動を低下させ、排尿時の尿道括約筋を阻害します。その影響で外尿道括約筋は排尿筋収縮に同期して弛緩せずに逆に反射性に収縮する排尿筋外尿道括約筋協調不全(DSD:detrusor-external sphincter-dyssynergia)を起こします。その結果として水腎症のリスクが高くなります。

仙髄以下の病変であれば、排尿筋機能は低下し尿道括約筋は落ちるか通常です。落ちる場合は閉鎖不全になり腹圧性/溢流性尿失禁を起こすことがあります。

排尿筋と尿道括約筋の組み合わせで覚えるといいですね。