膠原病セミナーパルスで教えてもらった論文。側頭動脈生検のパターンも色々あるんですね。確かに①のパターンを前の病院で経験したなあ。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25216320

側頭動脈生検で炎症細胞浸潤を認めた354例の解析。臨床情報が得れた322例中、317例がGCA、3例がAAV、1例が全身性アミロイドーシス、1例がPNであった。側頭動脈生検の炎症細胞浸潤のパターンは4つに分けられた。

① Small vessell vasculitis(SVV):側頭動脈はスペアされており、外膜周囲の小血管に炎症が限局している(9%)
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② Vasa vasorum vasculitis(VVV):外膜の脈管血管に炎症が限局している(6.5%)
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③ Inflammation limited to adventitia(ILA):炎症が血管周囲から外膜まで及んでいるが、中膜には及んでいない(7%)
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④ Transmural inflammation(TMI);炎症が弾性板を超えて中膜に及んでいる(77.5%)
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TMIパターンでは炎症は中膜と外膜の間で顕著であり、主にT細胞とマクロファージで形質細胞もたまに含まれていた。

317例のGCAのうち、SVVとVVVはTMIと比較し頭蓋症状(頭痛、顎跛行etc)が少なく、炎症反応が低く、側頭動脈生検時のPSL開始割合が低く、全身症状が少なかった。

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