今年度より関連病院からS先生が週2回来てくれるようになり、身体所見の講義を通年でしてくれるようになりました。本日のテーマは「全身の外観」。その中で歩行についても教えてもらい、この論文を思い出しました。

小刻み歩行はPD以外にも、NPH・ビンスワンガー病・アルツハイマー型認知症などでも認めますが、その中でNPHとPDの歩行パターンを調べた論文。11人のNPH(正常圧水頭症)、10人のPD(パーキンソン病)、12人の健常人の歩行パターンを比較した。

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https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1737236/

歩行スピードは健常人が1.18m/s、PDが0.76m/s、NPHが0.45m/sであり歩行のステップ数ではなく、ストライドが短くなっていることに起因した。

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(右からNPH、PD、健常人)

それぞれの歩行の横幅と足の向きは下図の通り。

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以上よりNPHはPDより歩行の横幅が広く、足の向きが外側を向いていることがわかります。つまり始めに示した図の通りです。注意してみてみましょう。