今日のS先生回診ではred eyeの人を診察してもらい、強膜炎やぶどう膜炎について習いました。眼の構造は以下のようになっています。

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https://www.aafp.org/afp/2016/0615/p991.html

強膜は眼球の外側面の90%を覆っており、前方では角膜とつながっています。血管はなく感覚神経が豊富です。強膜炎(Scleritis)とよく似たものに上強膜炎(Episcleritis)というものがあります。通常強膜炎は強い痛みを伴い視力に影響を及ぼすこともあり背景疾患を50%に認めますが、上強膜炎は痛みが少なくidiopathicでself limitedなことも多いです。見た目はほぼ同じで症状で区別します。

強膜炎ではAnterior scleritisが最も多く、上強膜の血管網が浮き上がります。角膜縁はスペアされます。
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https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15967190

斑状で起こることもあれば全体に起こることもあります。
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潰瘍を起こせばヤバい疾患だということはわかりますよね。
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背景疾患として多いのはRA、GPA、帯状疱疹、梅毒でしょうか。いっぱい他にもありますけどね。
 
一方ぶどう膜は虹彩、毛様体、脈絡膜に分かれます。ぶどう膜炎(Uveitis) の充血は角膜周囲(中心)に強く、痛みも伴います。いわゆる毛様充血です。ちなみに後ぶどう膜炎だと充血しないです。
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とは言っても診察での区別は慣れないと難しいですね。。まぶしいところで虹彩を刺激すると痛みを訴える(虹彩は伸縮して入ってくる光の量を調整します)、前房蓄膿を伴いうるなども特徴なので、覚えておくといいかも。

背景疾患は多彩。Bechet、サルコイドーシス、原田病だけじゃない。
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