S.aureus菌血症を何日治療するか?という議論になった時に参考になるかもしれない論文。18歳以上の血液培養の1セット以上からS.aureusもしくはCNSが生えた患者509名をアルゴリズム群 or Usual care群にランダム割付した。

血液培養は両者で24-48時間後にフォローされていた。Usual care群では抗菌薬治療期間や抗菌薬選択、その他のマネージメントに制限なし。アルゴリズム群はMRSAにはバンコマイシン or ダプトマイシン、MSSAには抗MSSAペニシリン or セファゾリンを使用。超音波検査は経食道心エコーを推奨。

S.aureusは42日、CNSは28日フォローした。Primary outcomeは
・Clinical success;adjudication committeeが治ったと判断+Treatment failiureなし(死亡、感染が継続・再発、抗菌薬中止後にcomlicated感染と診断、治療効果不十分で治療変更)+Nonevaluableなし(治療中止など)→こちらはinferiority

・Serious adverse effect:死亡やlife threatening、入院継続→こちらはSuperiority

アルゴリズム群は下記の表のようにSimple, Uncomplicated, Complicatedと分けて治療期間を決定した。
スクリーンショット 2019-05-20 13.37.37

スクリーンショット 2019-05-20 13.38.13

実際、経食道心エコーはアルゴリズム群 43.9%、Usual care群で45.8%に行われていた。

ITT解析でClinical successは82.0% vs 81.5%(difference, 0.5% [1-sided 97.5% CI, −6.2% to ∞)、Serious adverse effectは32.5% vs 28.3%(difference, 4.2% [95% CI, −3.8% to 12.2%])であった。Per protocol analysisでもPrimary outcomeは89.4% vs 87.7%であった。

というわけでS.aureus菌血症を何日治療するかと考える時にこれらの項目をcheckするのは役立つかもしれません。