42歳女性が39℃の発熱、筋痛、手首と足首に暗赤色の皮疹・腫脹で救急外来を受診した。薬剤暴露はなし。

スクリーンショット 2019-06-07 14.18.55
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(11)60554-0/fulltext

炎症反応、肝逸脱酵素が上昇し、当初は血管性浮腫と考えられ抗ヒスタミン薬で治療されたが改善しなかった。診断は??





















Papular-purpuric gloves and socks syndrome
・紫斑と紅斑性丘疹、小胞と口腔内、性器に紅斑を認めたことから、パルボウイルスB19の抗体価を測ったところIgMの上昇を認め、パルボウイルスB19感染に伴うPapular-purpuric gloves and socks syndromeと診断した。
・発熱と皮疹は2週間ほどで徐々に改善した。

・Papular-purpuric gloves and socks syndromeは手足に痒みを伴う浮腫と点状出血、丘疹、紅斑を認める疾患であり、50%ほどで同様の症状を口や性器周囲、他の皮膚に認める。
スクリーンショット 2019-06-07 14.34.10

・報告されているケースでは66%でパルボウイルスB19感染を認めた。他のウイルスではVZV、EBV、サイトメガロウイルス、ヘルペスウイルス6/7、コクサッキーウイルス、HBV、風疹などが報告されている。ST合剤の副作用でも同様の症状が認められることもある。