関連痛は痛みの鑑別をする上で重要な概念と考えています。PID⇒Fitz-Hugh Curtis症候群から右肩痛や前紹介したcollins' signもその1つですかね。
というのも痛みのある場所に目が奪われて診断がうまくいかないことがあります。というわけで関連痛を理解するのに論文を探したのですが、良いのが見つけられなかったのでハリソンを読んでみました。
内蔵や深部の筋骨格器官からの入力刺激で脊髄ニューロンの活性化が起こり、同じ脊髄分節に神経支配される皮膚の部位に一致する疼痛を感じるということのようです。
例えば中央の横隔膜に分布する求心性ニューロンは第3-4頸部後根神経節に由来します。これらの同じ神経節による一次求心性ニューロンは肩と下頸部に分布しています。そのため横隔膜中央近傍の炎症は肩の不快感として訴えられます。

(Up to date Causes of abdominal pain in adultsより)
頭の片隅においておきましょう。
というのも痛みのある場所に目が奪われて診断がうまくいかないことがあります。というわけで関連痛を理解するのに論文を探したのですが、良いのが見つけられなかったのでハリソンを読んでみました。
内蔵や深部の筋骨格器官からの入力刺激で脊髄ニューロンの活性化が起こり、同じ脊髄分節に神経支配される皮膚の部位に一致する疼痛を感じるということのようです。
例えば中央の横隔膜に分布する求心性ニューロンは第3-4頸部後根神経節に由来します。これらの同じ神経節による一次求心性ニューロンは肩と下頸部に分布しています。そのため横隔膜中央近傍の炎症は肩の不快感として訴えられます。

(Up to date Causes of abdominal pain in adultsより)
頭の片隅においておきましょう。
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