5歳女児が左耳介前の腫瘤と左顎下リンパ節腫脹が2ヶ月間で出現したため外来を受診した。耳介前の腫瘤と顎下リンパ節腫脹は疼痛を伴い、左眼の下には擦り傷のような皮疹を認めた。彼女の視力に問題はなく発熱も見られなかった。耳介前の腫瘤を穿刺すると黄色の液体がひけた。
スクリーンショット 2019-08-08 23.01.41
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm1804942

診断は?




















「猫ひっかき病によるParinaud’s Oculoglandular Syndrome」

・問診で彼女は猫を飼っておりよく接触していた。採血でBartonella henselae抗体 (IgM titer, >1:1024; IgG titer, >1:20)陽性であった。
Parinaud’s Oculoglandular Syndromeは猫ひっかき病の眼症状の一つで、肉芽腫性結膜炎や眼瞼、周囲の皮膚の感染周囲のリンパ節腫脹(耳介、顎下、頸部)を伴うものである。

・猫ひっかき病は Bartonella henselaeの感染によるZoonosisの1つで疼痛を伴う局所的なリンパ節腫脹で鑑別に上がる。筋痛、関節痛/炎、稀に髄膜脳炎、感染性心内膜炎も起こす。
https://www.aafp.org/afp/2011/0115/p152.html