心電図勉強で読んでいるCASES AND TRACESから。
84歳男性が胸痛後にCPAになり搬送された。初期波形はAystoleでCPRされ、搬送時にはPEAであった。心電図は以下の通り。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28630270
この心電図から疑われるCPAの原因はなにか?
・心電図上、QRSの波形が1-2拍起きに変わっており交互脈である。これは心嚢水貯留や気胸、血胸などと関連する。心臓が心嚢水の中で動くことによる電気軸の変化や呼吸による胸腔の変化によると考えられている。
・本症例では右の気胸がCTで認められ、胸腔ドレーン挿入にて交互脈は消失した。
・PEAは原因精査と迅速な治療が重要である。交互脈があれば心タンポナーデや気胸、Osborn波があれば低体温、QRS幅延長があればTCA中毒など心電図は原因特定の手がかりになる。
PEAの原因は6H6Tと覚えました。カリウム、緊張性気胸、心タンポナーデ当たりはすぐ介入できるので忘れないようにしたいですね。すぐにエコー。薬物中毒は忘れやすそう。
84歳男性が胸痛後にCPAになり搬送された。初期波形はAystoleでCPRされ、搬送時にはPEAであった。心電図は以下の通り。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28630270
この心電図から疑われるCPAの原因はなにか?
「交互脈で心タンポナーデや気胸が疑われる」
・心電図上、QRSの波形が1-2拍起きに変わっており交互脈である。これは心嚢水貯留や気胸、血胸などと関連する。心臓が心嚢水の中で動くことによる電気軸の変化や呼吸による胸腔の変化によると考えられている。
・本症例では右の気胸がCTで認められ、胸腔ドレーン挿入にて交互脈は消失した。
・PEAは原因精査と迅速な治療が重要である。交互脈があれば心タンポナーデや気胸、Osborn波があれば低体温、QRS幅延長があればTCA中毒など心電図は原因特定の手がかりになる。
PEAの原因は6H6Tと覚えました。カリウム、緊張性気胸、心タンポナーデ当たりはすぐ介入できるので忘れないようにしたいですね。すぐにエコー。薬物中毒は忘れやすそう。
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