30歳女性が数ヶ月前からの口臭と舌の変化、口腔乾燥を訴えて外来を受診した。彼女は6ヶ月前にHodgkin lymphomaの抗がん剤、放射線治療を終えているnon-smokerである。

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http://www.cmaj.ca/content/184/4/E241

診断は?





















「Fissured tongue(溝状舌)」 

・Fissured tongueと診断し、舌を定期的にブラシするよう薦めた。数カ月後口臭は軽減したが、舌の見た目は変わらなかった。口臭は放射線治療による口腔乾燥が原因と考えられ、Fissured tongueは偶発的に見つかったと考えられた。

・Fissured tongueはLingua plicatascrotal tongue(陰嚢舌)と呼ばれ、舌の側面や表面に深い溝ができる良性疾患である。高齢者にcommonであり、20%以上で見られるとされている。溝に食物が溜まったり細菌感染しない限り、特に治療は必要ではない。Down症候群や末端肥大症、Sjogren症候群、乾癬と関連するとされている。

Melkersson-Rosenthal syndromeは顔面神経麻痺、繰り返す口唇/顔面浮腫(血管性浮腫と違い長く続く)、fissured tongueを3徴とする原因不明の非乾酪性肉芽腫を来す疾患である。
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https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Am+J+Otolaryngol.+2009%3B30(1)%3A33-37.