今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

京都の上さまの元で病院総合診療医をやっておりました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程1年目。論文メインに挙げていきます。

2019年03月

Wallenberg症候群らしい症状に麻痺を伴った患者がいました。Wallenberg症候群語呂合わせは「我は極道症候群」。国試のときはもっといい語呂合わせがあった気がするなあ・・。我:"われ"んべるぐ は:Ⅷ→前庭神経:嘔吐、めまい ご:Ⅴ→三叉神経:顔面の温痛覚障害 くどう= ...

いつも良くわからなくなるのでブログにまとめてみます。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19893794まず振戦を見たら静止時(rest) or 運動時(Action) かを判断する。静止時振戦は安静時振戦とも呼ばれパーキンソン病が有名です。本態性振戦では上肢の前方挙上ですぐに振 ...

腰椎圧迫骨折でALPが500くらいまで上がっている人がいました。どれくらいまで上がるのでしょうか?https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16568384骨粗鬆症患者で大腿骨頚部、転子部骨折を呈した69名のALPを手術前、手術後1,2,3,4,6 and 8週でcheckした。平均年齢79.1歳(56-9 ...

ボスの回診で教えてもらいました。Abadie's signとは「アキレス腱を強く握っても痛みが出ない所見」です。梅毒の脊髄癆の患者さんで80%に見られたとされており、後索がやられている深部感覚異常のサインと言われています。最近では脊髄癆の患者さんはほとんどいないので、糖 ...

1年に3回肺炎を繰り返している人が入院しました。Recurrent pneumoniaとしての検索が必要と判断。https://www.uptodate.com/contents/approach-to-the-adult-with-recurrent-infections#H23<Recurrent pneumoniaの鑑別>・結核・免疫抑制:HIV、原発性低ガンマグロブリン血症 ...

昨日のチームケースカンファは15歳男性 3週間続く頭痛でした。https://n.neurology.org/content/92/13/e1526吐き気、嘔吐を伴う全体の頭痛が3週間続くことで紹介。前医でのMRIやMRVは正常。意識障害や神経異常所見は認めない。髄膜刺激症状があり、ルンバールでは圧上昇とタ ...

回診でばち指の患者さんがいました。どこまで鑑別を考えるか整理したいと思います。下記の記述は基本両側性ばち指の話です。片側性では鑑別が変わります。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15928621Profile sign(red line)>180°がばち指のサインと言われています。指 ...

憩室炎って抗生剤いらない場合もあるよなあって指導して、結局抗生剤を行くことが多いのですが、どういう患者ならいらないのか含めて復習。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27686365P:初回の24時間以内にCTで診断された左結腸憩室炎・Hinchey分類1a-bが含まれる・除外 ...

ボスに教えてもらった知識。低体温の重症度はなぜ32℃や28℃で分かれるのか?32℃までは交感神経が活性化されるためシバリングを起こすことができる。心電図を取っても筋電図が混ざる事が多い。シバリングを起こすことで熱産生量は最大7倍程度まで上げることができる。Passiv ...

今日で後期研修医のKくんが最終日でした。来年より当院の総合診療専門医プログラムで青森、北海道に研修に行くということで大変だなあ・・。また1年後帰ってくるので成長を願います。というわけで最終日のチーム内ケースは典型的なmimickerの症例を。 74歳男性、突然の左片 ...

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