Cortical rim signとは腎梗塞、腎動脈解離、腎損傷などの疾患で造影CTを撮ると、腎臓の辺縁(皮質3mm程度)のみ造影される所見です。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2871221/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26085108
腎被膜動脈からの側副血行路により辺縁部の血行が保たれるためとされており、急性腎梗塞の50%に見られます。腎被膜動脈は腎動脈の近位側より分岐します。だいたい8時間後くらいから見えるようです。この所見は腎盂腎炎や急性巣状細菌性腎炎(AFBN)などとの鑑別に使えるため重要です。
一方、Reverse rim signとは逆に髄質は造影されるが皮質が造影されない所見で急性腎皮質壊死で見られます。
急性腎皮質壊死は急性腎障害の稀な原因となり得る疾患で、Hypovolemic shockやSeptic shockなどに伴う事が多いです。両側のことが多いですが、腎移植後の拒絶反応や腫瘍/閉塞関連だと片側のこともあるようです。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2871221/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26085108
腎被膜動脈からの側副血行路により辺縁部の血行が保たれるためとされており、急性腎梗塞の50%に見られます。腎被膜動脈は腎動脈の近位側より分岐します。だいたい8時間後くらいから見えるようです。この所見は腎盂腎炎や急性巣状細菌性腎炎(AFBN)などとの鑑別に使えるため重要です。
一方、Reverse rim signとは逆に髄質は造影されるが皮質が造影されない所見で急性腎皮質壊死で見られます。
急性腎皮質壊死は急性腎障害の稀な原因となり得る疾患で、Hypovolemic shockやSeptic shockなどに伴う事が多いです。両側のことが多いですが、腎移植後の拒絶反応や腫瘍/閉塞関連だと片側のこともあるようです。
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