急性白血病の皮膚症状では血球減少に伴う出血傾向がもちろんありますが、腫瘍性白血球が直接皮膚浸潤して起こす皮膚症状をLeukemia Cutisといいます。先天性白血病とAMLに多く、AMLの約10-15%に見られます。

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https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4102060/

多くの場合は骨髄や末梢血に芽球細胞を認めますが、皮膚症状だけが先行する場合が約5%存在し、その場合aleukemic leukemia cutisと呼ばれます。
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https://www.ccjm.org/content/86/2/85

皮膚所見は主に無痛性で硬い結節、丘疹、斑状病変をきたす。大きさは様々。