日本医事新報に「日本における診断学教育の活動の実際(学生〜初期研修医)」が掲載されました。本連載は日本プライマリ・ケア連合学会監修のプライマリ・ケアの理論と実践の連載です。

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https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14580

本原稿では今までの教育経験から比較的経験の浅い学習者にどう診断学教育を行うかについて書きました。私が重要視しているのは「学習者のレベルに合わせた教育を意識すること」です。多くを教えすぎるのではなく、まず彼らが困っているプロブレムを中心に指導を行うこと(Just in time learning)をまず行い、余裕があれば診ている疾患から一般化を行い指導する(Just in case learning)。

また指導医の思考のプロセスを言語化し、共有することも重要です。これは勉強会などでも同様です。自分も働き始めのとき、何故その診断にたどり着くのか全くわからずつらい思いをしたことを今でも思い出します。

志水先生、貴重なご機会ありがとうございました。