"Coup de Fouet Syndrome"のclinical pictureがinternal medicineに掲載されました。

Coup de Fouet Syndrome下腿の筋肉の腫脹と疼痛、色素沈着を特徴とする疾患です。静脈破綻により皮下・筋層内出血が下腿に起こると考えられています。特に大きな外傷がなくとも起こりえます。下腿が腫脹しますのでDVT mimickerとなります。実際は超音波検査でDVTと筋断裂などを除外しました。D-dimerは陰性でした。
スクリーンショット 2020-11-25 17.08.11
https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/advpub/0/advpub_6102-20/_article/-char/ja 

この疾患は下記のAchenbach’s Syndromeの記事を書いた時に下肢versionとして知り、pictureを探したのですが見つからず狙い目かなと書いていました。すると外来で出会ったので勉強しておくもんですね。というわけで珍しいpictureかなと思います。


今回はお決まりのNEJMに出しましたが速攻rejectされて、internal medicineに出しました。Internal medicineは日本内科学会の英文雑誌で、内科学会会員なら無料で投稿できるので良いですが返事が返ってくるまでが長かった・・。振り返るとこんな感じです。

2020/8/8:NEJM投稿
8/13:NEJM reject
8/13:Internal medicine投稿
10/5:internal medicineよりrevice依頼
10/6:reviceしたものを再投稿
10/12:accept
11/23:pubmed掲載

後で以下のブログでinternal medicineの特徴を知りました。もっと早く見ておけばよかった。。


参考になれば幸いです。是非引用してください!笑