今月も連載「フレーズにピンときたら、このパターン!鑑別診断に使えるカード」がmedicina 2020年12月号に掲載されました。連載はじめて1年がたちました。
81LeG3GFe4L
first
 
今月は以下の3本です。
・慢性下痢
・難治性吃逆
・片側性眼瞼下垂


慢性下痢は鑑別が多いですが、私は3×3+1で考えております。奇異性下痢も忘れてはいけない鑑別です。




難治性吃逆はGERDなどの消化器疾患が多数を占めますが、悪性腫瘍も忘れてはいけません。最後野症候群も頭の片隅においておきましょう。


片側性眼瞼下垂は腱膜性眼瞼下垂、重症筋無力症、Horner症候群、動眼神経麻痺、顔面神経麻痺などが鑑別になります。片側性と思っても実は両側だったということがありますので、enhanced ptosisをcheckしましょう。


ご興味がありましたらご一読いただければ幸いです。以下のURLから記事ごとに見ることもできます。

https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1402227363

次回は以下の3本です。お楽しみに!
・耳鳴
・好酸球増加
・家族歴のある気胸