今月も連載「フレーズにピンときたら、このパターン!鑑別診断に使えるカード」がmedicina 2021年4月号に掲載されました。4月号は春ということでピンクですね。
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今月は以下の3本です。
・座ると息がしんどい(Platypnea orthodeoxia syndrome)
・治らない肺炎(Nonresolving pneumonia)
・高齢発症の頭痛


Platypnea orthodeoxia syndromeはplatypnea(扁平呼吸)が「座位で増強する呼吸苦」を、orthodeoxiaが低酸素血症を意味することからは「臥位で改善し座位で悪化する呼吸苦に低酸素血症を伴う状態」を指します。鑑別は大きく心内シャント、心外シャント、換気血流比不均等に分かれます。心外シャントで有名なのが肺動静脈瘻と肝肺症候群です。肺動静脈瘻ではHHTも頭の片隅に置いておきましょう。





治らない肺炎Non-resolving pneumoniaというカテゴリーになり、器質化肺炎・結核・悪性腫瘍・肺梗塞などが鑑別になります。画像所見も重要ですね。





高齢発症の頭痛では片頭痛の割合が少なくなり、巨細胞性動脈炎・三叉神経痛・SAHなどが重要な鑑別になります。



ご興味がありましたらご一読いただければ幸いです。以下のURLから記事ごとに見ることもできます。



次回は以下の3本です!お楽しみに!

・徐脈を伴うショック
・Delayed anaphylaxis
・急性発症の開口障害