よしき往診クリニック 守上佳樹先生よりGノート「感染症診療 これだけエッセンシャル」を献本いただきました。守上先生ありがとうございました。守上先生は京都で在宅診療を中心にチーム医療を核にした地域連携を強力に推進されています。
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今回守上先生らはヒアリングフレイルについて記事をかかれています。ヒアリングフレイルとは「難聴によってフレイルに陥ること」です。この状態を放置するとコミュニケーションに支障をきたし、心身の衰えに繋がり、うつ病や認知症となるリスクが高まるらしいです。入院診療でも補聴器を持ってくるのを忘れて、せん妄に繋がることありますね。この記事では補聴器だけでなく、話をする側で聞こえを改善するという逆転の発想を用いた卓上型対話支援機器 comuoonが紹介されています。これは低音域を下げ、高音域を上げる調整をするものです。



またヒアリングフレイルがあることで、十分なコミュニケーションができていない可能性があることcomuoonを用いることでマスクやフェイスシールドをつけたコミュニケーションに有用な可能性があることが述べられていました。あまりこのような視点はなかったので大変勉強になりました。

特集は「感染症診療 これだけエッセンシャル」でこちらもポイントがまとまっており勉強になりました。是非ご興味ある方はご一読ください。