今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

京都の上さまの元で病院総合診療医をやっておりました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程1年目。論文メインに挙げていきます。

カテゴリ: 感染症

脾摘後や脾臓機能低下が疑われる患者がイヌに噛まれて敗血症・・みたいな時は末梢血スメアを見てみましょう。下記のような紡錘状のものが見えたら何を疑いますか?https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm1916407https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJM199812173 ...

以前話しには聞いていたNaegleria fowleriが先週のNEJMのpictureに出ていたので調べてみました。NEJMのpictureは44歳男性が前日からの意識障害で受診し、髄液検査でAのような髄液を認めました。検査結果は細胞数2083(91% 好中球)、糖 87、タンパク477でした。当初細菌性髄膜 ...

COVID-19自体がCPAにつながる例や受診控えが重症化につながるなどの予想からCPA数が増えるのでは?という仮定のもと、パリと3つの郊外(762km2をカバーしている)での18歳以上の非外傷性院外CPAを2020 3/16-4/26と2012-2019の6週で比較した論文。1週当たりの最大院外CPA数は1 ...

Veterans Affairs (VA)での2008-2018年に行っていた成人患者のコホートを用いて2019年と2020年の最初の16週の入院数を調べた。疾患としてはcommonな6つの疾患(脳卒中、心筋梗塞、心不全、COPD、虫垂炎、肺炎)とCOVID-19を調べた。2020年の最初の5-10週と11-16週を比較する ...

手術を受けた1施設の感染性心内膜炎の弁培養と手術前抗菌薬投与期間の関係の論文。https://www.onlinejacc.org/content/76/1/31感染性心内膜炎の診断はDuke criteriaで“definite IE”とされている。血液培養、弁培養両方陽性 or 血液培養陽性、弁培養陰性 or 血液培養陰性 o ...

COVID-19流行時に凍瘡様皮疹をきたした6例の報告です。全例がPCRで陽性になっているわけではないことに注意です(陽性は3例)。ただ濃厚接触や感冒様症状、肺炎像があったようです。携帯のアプリで相談を受けた症例も含まれているようですね。https://onlinelibrary.wiley.com ...

50歳以下の若年で大血管脳梗塞を合併したCOVID-19 5例の報告です。1例目は33歳女性で1週間前より咳嗽、頭痛、悪寒があり、1日ほどで左上下肢のしびれと構音障害が生じました。COVID-19が蔓延していたため、受診するのを控えていたようです。病院を受診したときはNIHSS 19点で ...

WHO、CDCのRecommedationではCOVID-19が疑われる患者のエアロゾル産生手技ではN95マスク, eye protection(Faceシールド?), 個人用防護具(PPE)、手袋の着用が勧められているそうで、カバーオールやブーツカバー、ヘアカバーは含まれていません。今回はそれらの防護で防ぎ ...

末梢血をGram染色することはそう無いですが、試みてもいいタイミングがあります。それはOPSI(overwhelming post-splenectomy infection:脾臓摘出後重症感染症)を疑ったときです。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/4148153本論文では3例の脾機能低下患者で末梢血Gram染 ...

帯状疱疹は神経分布に沿って左右のどちらかに出現する事が多いですが、体幹正中を超えてもいいです。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1305577/これは各脊髄神経の後第一分枝に小さな内側枝と大きな外側枝があり、内側枝は正中で重なりを持って正中線を数cm超え ...

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