今日なに読もう〜病院総合医の論文日記〜

京都の上さまの元で病院総合医をやっています。バランスの取れた一流の病院総合医目指して修行中!論文メインに挙げていきます。

腎臓

尿検査のFeUNとFeUA

以前Facebookに載せてた記事。FeUNとFeUAがごちゃっていたので整理のためにも読んでみました。

まずFeUNは利尿薬が入っている時の腎前性 or 腎性の判断に使う。

UNは(UAも)主に近位尿細管で吸収されます。主な利尿薬はヘンレループ以遠に影響するので、FeUNはあまり影響されません。


https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12427149

腎前性高窒素血症(Prerenal azotemia: PR n=50)、利尿薬使用中の腎前性高窒素血症(PR with diur, n=27)、急性間質性腎炎(ATN, n=25)でFeUN、FeNa、BUN/Crなどを比較。92%のPRでFeNa≦1%であったが、PR with diurは48%、ATNは4%であった。
スクリーンショット 2019-02-28 1.20.44 PM

FeUN≦35%ではPR
92%、PR with diur 89%、ATN 4%で腎前性腎不全に対して感度90%、特異度96%であった。


FeUAは低ナトリウム血症でSIADHと利尿薬使用を見分ける際に使う。低ナトリウム血症では尿浸透圧、尿Naなどで鑑別をするが、尿浸透圧>100mOsm/kg→尿Na>30-40mmol/Lの時にSIADHと利尿薬使用が鑑別になります。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27658031

298名の低ナトリウム血症(Na<125)のreview.  FeUA<

12

%以下で利尿薬使用を疑う。でも感度66%、特異度77%. ちなみにFeUN>55%は感度21%、特異度96%のようです。

スクリーンショット 2019-02-28 1.35.19 PM
 
こちらでもFeUA<12%がCutoffにされていました。SIADHでは尿酸値が下がりますよね。漏れているということです。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=18477658

こちらだと12%以上がSIADHの診断で感度86%、特異度100%でした。

FeUAとFeUN

FeUNとFeUAがごちゃっていたので整理のためにも読んでみました。FeUNは利尿薬が入っている時の腎前性 or 腎性の判断に使う。FeUAも使えるが、低ナトリウム血症でSIADHと利尿薬使用を見分ける際に使う。

腎前性高窒素血症(Prerenal azotemia: PR n=50)、利尿薬使用中の腎前性高窒素血症(PR with diur, n=27)、急性間質性腎炎(ATN, n=25)でFeUN、FeNa、BUN/Crなどを比べてみた。92%のPRでFeNa≦1%であったが、PR with diurは48%、ATNは4%であった。FeUN≦35%ではPR 92%、PR with diur 89%、ATN 4%で感度90%、特異度96%であった。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12427149 

尿好酸球について

間質性腎炎疑いの患者さんが入院。尿好酸球について復習。いろんな疾患で起こる。

566名の尿好酸球と腎生検所見を比較。133名が急性間質性腎炎であった。尿好酸球>1%は感度30.8%、特異度68.2%であり、尿好酸球>5%では感度19.8%、特異度91.2%であった。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24052222 

糖尿病とネフローゼ

糖尿病患者のネフローゼでもDM腎症とは一概には言えない。

糖尿病患者で腎生検が行われた220例を解析した。129例にネフローゼの基準を満たす蛋白尿が認められた。その37.2%でNDRD(nondiabetic renal disease)が腎生検で認められた。最も多かったのは膜性腎症(41.7%)であり、続いてIgA腎症(14.6%)、微小変化群(10.4%)であった。NDRD群では糖尿病性腎症群に比べて網膜症の割合が少なかった(72.8% vs 19.4%)

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28885376 
プロフィール

nagano1123

関西で一流の病院総合医目指して修行中

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