今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

京都の上さまの元で病院総合診療医をやっておりました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程1年目。論文メインに挙げていきます。

カテゴリ: 呼吸器

56歳女性が繰り返す両側気胸の精査で紹介となった。彼女は28歳で初めて気胸を起こし今まで計6回起こしている。それらのイベント以外は症状はない。家族歴に気胸があり、7人兄弟のうち4人と父、いとこ2人に気胸の既往歴が存在した。胸部CTで両側肺野に壁の薄い嚢胞が多発して ...

話題の論文を科内の抄読会で読みました。我々はドレーンを入れすぎてたのかもしれませんね・・。https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1910775316名の初回片側気胸患者をすぐにchest tubeを入れる群(Intervention Group)と保存的に診る群(Conservative-Management ...

この前ERで、「喘息にNSAIDsを使っては駄目と以前言われて以来、頭痛にロキソニン®を使えないんですが本当に駄目なんでしょうか?」という相談がありました。その人はNSAIDsで喘息が出たことはありません。たぶんアスピリン喘息のことを言ってるのではと思いましたが、アス ...

感染合併胸水はのべつくまなく穿刺すべきではあるのですが、今日はドレナージ/手術が必要な複雑性肺炎随伴性胸水/膿胸をCTで予測できるか?というお話。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26076488膿胸18名、複雑性(CPPE)18名、単純性43名のCTを後ろ向きに評価した論文。S ...

41歳男性が当初は下痢、発熱で徐々に呼吸苦が増悪してきたと受診した。海外渡航歴やアルコール多飲、違法薬剤使用なく、内服薬もなかった。血圧95/60mmHg、PR 146、RR45、SpO2 88%、SpO2 88%RAであり、診察上右胸腔の呼吸音が減弱していた。胸水穿刺では茶色のミルク状の胸水 ...

前立腺がんの治療中の56歳男性が右大量胸水貯留で紹介となった。症状は軽度の労作時呼吸苦のみであった。胸水穿刺を行うと黒色胸水を認めた。検査では滲出性胸水であった。アミラーゼの上昇も認められた。https://www.thelancet.com/article/S0140-6736(14)62003-1/fulltext ...

45歳男性が慢性咳嗽、肺異常陰影で紹介となった。家族歴は特になく、Current smoker(19pack-year)であった。彼は気道感染を繰り返しており(この1年で4回)で、労作時呼吸苦もあった。CTでは両側のびまん性の小葉中心性粒状影と気管支の肥厚を認めた。彼は重症筋無力症、赤芽 ...

マイコプラズマ肺炎の画像所見をまとめておきます。胸部レントゲンでは網状/結節影もしくは斑状のconsolidation. 胸部CTでは小葉中心性結節 or 小葉〜腺房のconsolidationに気管支壁の肥厚を伴います。気管支肺炎の形態です。気管支壁の肥厚は中央気管支から見られます。マイ ...

この前の記事の続編のような論文。DOAC or クロピドグレル内服ではどうなのか!? DOAC内服 43名、クロピドグレル内服 69名の患者での超音波ガイド下 胸水穿刺 115回の単施設retrospective analysis. 全患者が胸水穿刺施行24時間以内にDOAC or クロピドグレルを内服しており ...

39歳男性が10分間続く急性発症の右上下肢脱力で受診した。以前にも右顔面筋力低下と失語症を一過性に認めていた。喫煙、飲酒歴はなくHT/HL/DMの既往歴もなかった。彼は幼少時より鼻出血を繰り返していた。診察上、ばち指と唇や歯肉、舌に血管拡張を認めた。またSpO2 91% RAと ...

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