今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

京都の上さまの元で病院総合診療医をやっておりました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程1年目。論文メインに挙げていきます。

カテゴリ: 薬剤

色シリーズで。サイレース®(フルニトラゼパム)やハルシオン®(トリアゾラム)はアルコールと混ぜることでレイプドラッグとして悪用される場合があるので溶かすと青くなります。舌も青くなります。サイレースがこのように変わったのは2015年からです。なので、それ以前の ...

Polypharmacyと1年間の緊急入院(unplanned hospital admission)との関係を見たスコットランドのretrospective cohort study. また患者ごとにprimary care dataより40個の身体的/精神的疾患の数を見ている。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24428591/データとしては性別、年 ...

起立性低血圧は「脈拍が上がるタイプ」と「脈拍が上がらないタイプ」に分かれます。脈拍が上がらないタイプは自律神経障害パターンで鑑別は以下のものになります。β-blocker内服中も忘れないようにしたいですね。・DM・アルコール・アミロイドーシス・パーキンソン病、多系 ...

Polypharmacyの研究を読んでいると定義がバラバラなのに気づきます。定義も数だけでなく期間や、そしてただ単なる数だけでなく内容にまで踏み込んでいる論文もあります。数についてはPolypharmacyが5もしくは6個以上が多く、このSystematic reviewでは46.4%が5個以上でした ...

62歳男性が黄疸とそう痒感で外来を受診した。彼は約4週間前に感冒症状に対してアジスロマイシンを内服しており、3日後にStevens-Johnson syndromeを発症した。入院しメチルプレドニゾロン、パントプラゾールなどで治療され2週間ほどで退院した。退院後2週間で上記の黄疸など ...

CCBの副作用で浮腫が起こり、それに対してループ利尿薬が処方されるといういわゆるPrescribing cascadeの1つを調べた論文。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/320915382011/9/30-2016/9/30までのカナダ オハイオ州で新規処方を受けた66歳以上の高血圧患者のpopulation-bas ...

転移性乳癌の既往のある61歳女性が低カリウム血症で入院した。採血結果は以下の通りで低カリウム血症以外にも低リン血症、低尿酸血症や尿糖2+、尿蛋白(0.9g/day)を認めた。彼女は3ヶ月前に悪性腫瘍関連の高カルシウム血症と診断され、1ヶ月前までゾメタ® 15mgの点滴治療を ...

ゾルピデム(マイスリー®)が睡眠関連摂食障害を起こすことは以前紹介しましたが、幻視/視覚異常を起こしうるということも知っておきましょう。ゾルピデムは非ベンゾジアゼピン系の短時間作用型で15分ほどで効果発現し、半減期は2.6時間です。ベンゾジアゼピン受容体のうち ...

41歳女性が2日前より下唇に痛み/かゆみのある水疱ができたと受診した。彼女は1年前にも同じ場所に水疱ができ自然に治っていた。粘膜病変はない。https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/2757729行うべき問診と診断は?「薬剤歴で固定薬疹」・彼女は1年前も ...

66歳男性が紅斑/水疱が左腋窩から始まり体幹、腹部、顔面に広がったと受診した。水疱は破れ集簇した。皮疹は焼けるような痛みを伴った。彼は3日前よりシプロフロキサシンの点眼薬を結膜炎に対して開始されていた。粘膜病変は認めなかった。https://www.mdedge.com/ccjm/artic ...

↑このページのトップヘ