今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

京都の上さまの元で病院総合診療医をやっておりました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程1年目。論文メインに挙げていきます。

カテゴリ:総合診療 > 入院管理

読んでいるブログで紹介されていた論文。「入院でのベッド上安静の害」についてです。入院では1/3の患者がADLが落ちることは以前にも紹介しましたね。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=30014112最近のモバイルセンサーを使った研究では、多くの患者はベッド上に安 ...

なんとなく入院で睡眠はどう阻害されるのかの論文を読み直してみました。入院の害は多数あります(下図参照)。睡眠の阻害も目立たないですが、患者さんにとっては重要ですよね。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8417639オランダの39の病院の18歳以上の1晩以上入院してい ...

ボスからメーリスで教えてもらった論文。入院中に血圧が上がる患者は多いが、その血圧上昇に対して降圧治療を強化することのメリット・デメリットをPropensity scores matchingで調べたretrospective cohort study. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/3142447565歳以上の ...

当院の70周年記念講演(一般の人向け)でボスなどと在宅診療との連携について話すことになりました。そのスライド作りで読んだ論文。疾患の影響もあるので、入院の弊害とも一概にはいいづらいが、少なくとも退院時のADL変化の説明には使えるか。https://www.ncbi.nlm.nih.gov ...

横紋筋融解症でCK上昇した際にどれくらいから腎障害を考えるか議論になりました。Reviewを読んでいると15000-20000U/L以下なら心配いらない、5000U/L以下で急性腎障害を起こす場合はsepsis, dehydration, acidosisが併存しているなど書いてあります。CKだけでは腎障害を推測 ...

せん妄の診断で使う3D-CAMについて復習。3D-CAMは3-minute diagnostic interview for delirium using the confusion assessment methodのことです。3D-CAMの有用性を75歳以上の201人の入院患者で調べた論文では21%でせん妄が認められ(DSM-Ⅳに基づいて)、3D-CAMが平均3分で ...

どこまでするか、いつも悩ましい分野ですがガイドラインに「In chronically ill medical patients, including nursing home patients, the ASH guideline panel suggests not using VTE prophylaxis compared with using any VTE prophylaxis」と明記されました。エビデンス ...

乳酸高いのにAnion gap正常ってたまに経験しますが、結構多いんですね。Surgical ICUで乳酸≧2.5mmol/Lを示した56患者の血液gas(動脈か静脈かは記載なし)の解析。乳酸が5.0-9.9では半数が、2.5-4.9では78.8%がAnion gap<16であった。原因としては輸液によるCl上昇や低アル ...

当院でも死亡確認は当直医がすることが多いので注意が必要ですね。 東京在住の92名に2種類の当直医の死亡確認のビデオ(思いやりを強調したものとそうでないもの)を見てもらうrandomized, video-vignette study。思いやりを強調したものは5つの要素を含んでいる。・家族が ...

不眠の論文入院患者の睡眠についてのオランダの39病院の横断研究。入院中は家での睡眠に比べて平均83分短く、夜間に起きる回数は1.3回多かった。70.4%が外的要因で起きており、その半分程度はメディカルスタッフによるものだったhttps://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/3001413 ...

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