今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

京都の上さまの元で病院総合診療医をやっておりました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程1年目。論文メインに挙げていきます。

カテゴリ: 消化器

アルコール多飲歴のある55歳男性が1週間前からの両側下肢の関節炎と痛みを伴う皮疹でERを受診した。腹痛や嘔気、嘔吐はなかった。身体所見上、膝関節と足関節に腫脹疼痛を認めた。また両側下肢に0.5-1.5cmの結節性紅斑を認めた。採血でLipaseが20000U/Lと高値を認めた。https ...

今週のNEJMのimageにあったので。下の方に出てきます。3年前に盲腸癌、結腸十二指腸瘻、肝膿瘍の既往のある76歳男性が倦怠感、体重減少、腹痛で受診した。採血で著明な低球性貧血(Hb 4.6)と写真のような銀色の便を認めた。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23523841/考えう ...

重症消化管出血に対するトラネキサム酸(トランサミン®)の効果を見たan international, multicentre, randomised, placebo-controlled trial:HALT-IT試験の結果が出ましたね。https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(20)30848-5/fulltextP:重 ...

62歳男性が黄疸とそう痒感で外来を受診した。彼は約4週間前に感冒症状に対してアジスロマイシンを内服しており、3日後にStevens-Johnson syndromeを発症した。入院しメチルプレドニゾロン、パントプラゾールなどで治療され2週間ほどで退院した。退院後2週間で上記の黄疸など ...

科内で教えてもらいました。胆嚢炎はエコーで診断する事が多いですが、コンサルトするときや胆管炎の評価も兼ねてCTも取ること多いですよね。Tensile Gallbladder Fundus Signとは胆嚢底が前腹壁によって平定化するのに逆らって尖って見えることです。圧の高まりを示唆してい ...

70歳男性が2週間前からの発熱、腹痛、黄疸で受診した。既往歴は胆石で胆嚢摘出のみ。腹部CTでは胆管・膵管拡張とS8に肝膿瘍を認めた。胆管結石や腫瘍は認めなかった。胆管ドレナージのためにERCPが行われ、括約筋切開が行われたが胆石、debrisは認めなかった。https://www.nc ...

32歳男性がピザを食べてからものが詰まったような感覚とツバを飲み込むことが難しくなったと救急外来を受診した。彼は同じようなエピソードを繰り返しているが毎回勝手に治っていた。受診時よだれを垂れ流している状態であった。上部消化管内視鏡検査では詰まった食物を食道 ...

慢性膵炎は膵臓の炎症と共に、正常の外/内分泌細胞が繊維化で置換されてしまう疾患です。risk factorは様々ですが、2大巨塔として喫煙とアルコールがあります。そのetiological risk factorによって症状が変わるのでは?という論文。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/307 ...

あけましておめでとうございます。今年も育児の合間でブログをぼちぼち書いていこうと思います。NEJM journal watchをチェックしていて見つけた面白い論文。NAFLDの原因にHigh-alcohol producing Klebsiella pneumonia(HiAlc Kpn)が関係しているのでは?というものです。htt ...

肝硬変の患者さんの皮疹の鑑別に挙がりました。アルコールが関係したのかもなあ。54歳女性が徐々に顔面の毛が増えてきたと受診した。診察上、両手背に潰瘍、粟粒腫、皮膚肥厚が診られた。彼女は慢性C型肝炎を12年前より指摘されている。https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJ ...

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