今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

京都の上さまの元で病院総合診療医をやっておりました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程1年目。論文メインに挙げていきます。

カテゴリ: 救急集中治療

人工呼吸器管理中に起こるリバーストリガーについて勉強。リバーストリガーとは「人工呼吸器からの強制換気により横隔膜の収縮が誘発されること」です。患者の呼吸中枢が刺激される事によるようで、食道圧モニタリングは深い鎮静状態にある患者で特定するのに役立ちます。食 ...

銀杏は焼いたり煮たりすると美味しいですが、大量に食べる(20-60個)と特に子供で中毒を起こし痙攣や意識障害、嘔吐の原因となります。これらにはビタミンB6が関係します。ビタミンB6は水溶性ビタミンの1つで、ピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサミンなどがあり、活性 ...

80歳女性が3日前からの四肢先端の発赤、疼痛、腫脹で受診した。痛みは燃えるような感覚でallodyniaを伴い、夜寝ることができず歩くことも難しいほどだった。診察でも四肢先端は主張し発赤していた。採血では血算や凝固系に問題はなかった。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pu ...

Paroxysmal sympathetic hyperactivity:PSHについて。恥ずかしながら知りませんでした、反省。。PSHとは「脳損傷後に外的刺激に反応して交感神経/運動神経が過剰に発作的に反応する現象」です。外的刺激は体位変換や吸引、清拭/入浴などを含み、症状としては頻脈、頻呼吸、 ...

心肺停止後の低酸素脳症の予後の推定に、超音波検査での視神経鞘径(the optic nerve sheath diameter:ONSD)の測定が使えるのでは?というStudy. 脳圧亢進のサインとして視神経鞘は他の脳波やNSE、CTと比較して、鎮静の影響を受けずベッドサイドで行え、すぐに結果も出て簡 ...

ちょっと前ですがCPA後の体温管理療法の目標値についての論文です。ヨーロッパとオーストラリアで行われた多施設RCT.  P:18歳以上の院外Cardiac arrest(最初のリズムは問わない)で受診時GCS<8の患者950名E:目標体温を33℃に設定C:目標体温を36℃に設定O:試験終了まで ...

今日はJMECCを受講していました。色々と良い復習になりました。Vfの時のアドレナリンのタイミングとか忘れかけてた・・。で、受講中にちらっと話題に出た酸素目標値についてもう一度論文を読み直してみました。https://www.bmj.com/content/363/bmj.k4169このシリーズは図が ...

これも朝レクチャーで教えてもらって少し調べてみました。Paradoxical undressing(矛盾脱衣)とは「気温は低いのにも関わらず、暑さを感じる結果服を脱いでしまう現象」です。深部体温が29℃以下で見られる現象で、低体温による混迷の影響や当初は収縮していた末梢血管が長 ...

朝レクチャーで教えてもらいました。海外だと遭難とかが多いのかもしれませんが、日本だとやっぱり急性疾患の関与が多いんですね。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29886414日本の12施設ERの2011年4月〜2016年3月までの体温≦35℃の受診患者532名のretrospective review ...

昨日の朝カンファで教えてもらいました。顎関節脱臼の整復は指にガーゼを巻いて患者さんを壁を背にして行うと思いますが、噛まれる可能性があります。そのためHand-freeで行うための代替案です。方法は以下の通りです。・患者さんには座位になってもらう・5ml or 10mlのシリ ...

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