今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

京都の上さまの元で病院総合診療医をやっておりました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程1年目。論文メインに挙げていきます。

カテゴリ: 内分泌

引き続きDKAのことを勉強中です。DKAの診断基準は皆さんご存知だと思いますが、血糖が200以下のEuDKA(Euglycemic Diabetic Ketoacidosis)のことをご存知でしょうか?DKA自体はインスリン欠乏にインスリン拮抗ホルモン(グルカゴン、カテコラミン、コルチゾール)の増加で高 ...

血糖が400mg/dl以下でバイタルが正常ならDKA/HHSの可能性は低かったという論文。呼吸数だけでなく呼吸様式(Kussmaul呼吸)もDKAの場合重要ですね。ただ2014年にSGLT-2阻害薬が登場し、これらは血糖<300mg/dlでもEuDKA(Euglycemic Diabetic Ketoacidosis)を起こしうるため、 ...

神経サルコイドーシスの既往のある45歳女性が受診4週間前よりサルコイドーシスに対して内服していたプレドニンとアザチオプリンを中止し(理由は記載なし)、2週間前より混乱、嘔気、食思不振、幻視神経サルコイドーシスは前医で意識障害で診断された。内服中止による二次性 ...

81歳女性が数週で悪化する行動異常で入院した。不安や抑うつ、感情失禁、過食、攻撃性などを認めていた。既往は高コレステロール血症、CLLがあった。診察では血圧上昇と多毛症、下肢浮腫、短期記憶障害などを認めた。採血では低カリウム血症と代謝性アルカローシス、リンパ球 ...

ややこしい分野なので少し整理しておきます。甲状腺機能亢進ではTRAb(TSHレセプター抗体 第2世代)がまずあります。TRAbには刺激型(TSAb:TSH刺激レセプター抗体)と阻害型(TSBAb:thyroid stimulation blocking antibody)があります。甲状腺機能低下では抗サイログロブリ ...

土曜日だけの参加でしたが、「若手医師のための家庭医療学冬期セミナー」今年も勉強になりました!まずはプレセミナーで若手医師部門 病院総合医チームで企画を行いました。プロコンは学生時代ディベートをしていたこともあって好きなのです。賛成側や反対側の視点に立って物 ...

絵画で学ぶシリーズです。今回は昨日からのつながりでAcromegalyについて。下の絵は16世紀に描かれたドイツの作家不明の「The giant Bartlmä Bona with the dwarf Thomele」という絵画です。巨人症と分厚い鼻、唇、下顎前突症などが特徴です。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/ ...

44歳男性が扁桃腺肥大の手術適応で耳鼻科にコンサルトがあった。彼は3年前にいびき、日中の倦怠感などから重症のOSA(Obstructive Sleep Apnea)と診断され、夜間CPAPをしている。しかし、日中の倦怠感と早朝の頭痛は継続していた。受診の数ヶ月前より彼は自分の下顎が上より ...

本日の朝カンファは低ナトリウム血症でしたが、マラソンと低ナトリウム血症の話が出たので論文を読んでみました。マラソンでは発汗と水分補給のバランスなどで低ナトリウム血症を起こし死亡する例もあるそうです。https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa0439012002年 ...

低体温の原稿を書いている途中に知った小ネタです。チンゲンサイにはグルコシノレートという成分が含まれています。グルコシノレートの分解成分にはチオシアン酸塩、ニトリル、オキサゾリジンなどがあり、これらは甲状腺抑制作用を持ちます。キャベツで飼育されたウサギに甲 ...

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