今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

京都の上さまの元で病院総合診療医をやっておりました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程1年目。論文メインに挙げていきます。

カテゴリ: 整形

全然知らない疾患でした。キーワードは阻血性壊死(Avascular necrosis)や無腐性壊死。鑑別に思いつかなかったなあ。。Freiberg’s Diseaseは中足骨頭の阻血性壊死で、若い女性(10代)に多い疾患です。症状としては体重負荷時の疼痛です。頻度的には第2指に最も多く(68%)、 ...

1年間に入院した60歳以上の大腿骨頸部骨折340例(平均年齢80歳、81.2%が女性)のシンガポールのretrospective study. またnationwideな電子カルテや電話インタビューで長期死亡率を手術、非手術症例で比較した。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4853483/全体の ...

今日の朝レクで教えてもらった小ネタ。肘内障は子供が大人に腕を急に引っ張らられた際に肘の輪状靭帯から橈骨頭が亜脱臼する疾患ですね。急に腕を動かさなくなり、肘が痛いと子供は言わないこともあるので注意です。肘内障の整復は肘関節をゆっくりと屈曲させることで行いま ...

坐骨神経痛に続いて腰椎ヘルニア。多くの腰椎ヘルニアは予後良好で87%は3ヶ月以内に痛みが減り、当初不全麻痺があっても手術なしで1年後に81%は改善すると言われています。ただ感覚障害は治りにくく、1年後の改善率は50%です。診察は腰椎ヘルニアの9割はL4/5とL5/S1に起こる ...

ボスの朝レクチャーより。前回は「整形内科診察」でした。それよりシミズ反射(肩甲上腕骨反射)と胸筋反射についてです。これらの反射は頚椎症の高位診断で使えます。シミズ反射は垂直に肩甲蕀もしく肩峰を叩きます。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/8278829肩甲骨が上 ...

35歳男性が6日前から左腕のしびれとチクチク感を主訴に受診した。しびれは夜間に左下に臥位になった際に増悪する。また腕を外転した際に強くなる。外傷歴はなく既往歴も特記事項なし。診察では左手は右と比較して軽度腫脹しており、左前腕内側と小指の感覚低下が認められた。 ...

坐骨神経痛を診た時、どういうことを考えるか?腰〜大腿の裏に走る痛みを診た時に坐骨神経痛を考えますね。腰仙骨神経叢は4番、5番腰神経根と最初の2つの仙骨神経根が合わさって作られ、腓骨神経と脛骨神経となる。骨盤を離れると坐骨神経として1つの鞘におさまる。すなわち ...

今日の朝カンファは沖縄ERアップデートの振り返りをボスがしてくれました。恥ずかしながらShenton's lineの名前は知らなかったので勉強してみました。Shenton's lineとは大腿骨頚部の内側と恥骨上枝の下縁が作るラインでこの輪郭がずれたりしていると大腿骨頚部骨折が示唆さ ...

Vacuum phenomenを初めて知りました。名前がついてるんですねえ。Vacuum phenomenとは椎間板内にガスが見られる現象で椎間板変性の1つの所見です。 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=Emerg+Radiol+(2016)+23%3A377–382圧迫骨折(18.9%)や多発性骨髄腫(6.4%)ではよ ...

48歳男性、20時間前にバイク事故で大腿骨幹骨折を起こした後に意識障害を呈した。指示が入らず、Focal signは認めなかった。低酸素を認めたが胸部レントゲンでは異常なし。MRIではT2で白質に複数の高信号とDWIで多発散在性の高信号を認めた。来院7時間後に胸部、上肢、脇の下 ...

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