今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

京都の上さまの元で病院総合診療医をやっておりました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程1年目。論文メインに挙げていきます。

カテゴリ: 統計

感度/特異度の論文をきちんと読めていますか?自分は最近感度/特異度の論文をきちんと解釈するのは難しいと感じています。解釈する際に注意するべきポイントは以下のようなものがあります。 1. 対象はどんな集団なのか? 2. 診断のゴールドスタンダードは何なのか?全例に行 ...

2012年10月のNEJMにチョコレート消費量と人口1000万人当たりのノーベル賞受賞者の相関関係の論文が載りました。相関係数(correlation coefficient)は0.791と正の相関を取っています。グラフを見ても右肩上がりなのがわかります。一人当たり年間約0.4kgのチョコレートを増や ...

Biasと交絡(Confounding)について大学院の授業で習いました。ここは論文を読むのに重要で、臨床家にしかわからないこともありますよね。色んな定義があるかと思いますがBiasは「測定した結果が正確かどうか」に影響を与え、交絡は比較に影響を与えるものです。<Biasについて ...

今日の授業で論文を読む上でのRCTでのConcealmentとBlindの違いを習いました。違いがわかりますか?Concealment(隠蔽化)とは「介入が始まる前に割付する人が対象者をどちらに割付するかをわからないようにすること」です。対してBlind(盲検化)とは「割付されたあとに患者や ...

大学院の授業でとてもわかりやすく説明していただいたので、復習がてらまとめておきます。p値とは「特定の統計的モデルの元でデータの統計的要約が得られたデータと等しいかもしくは帰無仮説と矛盾した方向の値を取る確率」です。って言われてもイマイチ、ピンと来ないですよ ...

今日の授業で話題になっていたので勉強してみました。Immortal time biasとは観察研究で曝露の効果を診る際に、「追跡中あるいは観察時間において死亡が起き得ない期間が存在する」ことによるbiasです。薬物や手術などの介入の観察研究でよく問題になるbiasのようです。下の ...

論文を読んでいるとよく出てくるオッズ比(Odds ratio)・・どんな時に使うかどのような意味か理解できていますか?オッズ(Odds)とは「賭けたお金が何倍になって返ってくるか」として見込みを表す数字で用いられていました。オッズ比が使われるのは主にケースコントロール研究 ...

今日の大学院の授業ではリスク比、リスク差、NNTについて習いました。そもそもリスク(Risk)とは何でしょうか?リスクはそもそも発生を表す指標の1つです。もう1つに発生率(incidence rate)があります。リスク(=発生割合)の定義は「At risk集団において観察期間中に新たに ...

研究は介入研究と観察研究に分かれます。介入研究の王道がランダム化比較試験(RCT)です。一方、観察研究は比較対照の有無で分析的研究と記述的研究に分かれ、分析的研究は測定タイミングや因果の方向性でコホート研究、ケースコントロール研究、横断研究に分かれます。RCT ...

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